熱中症
熱中症は高温多湿な環境にいると、体内の水分や電解質(塩分)のバランスが崩れ、体温調節がうまくできなくなって、体に熱がこもった状態になります。通常は汗をかくことで体温を下げますが、汗による放熱が間に合わなくなると、熱中症の症状があらわれます。
【症状】
・めまい
・立ちくらみ
・手足のしびれ
・発汗
・吐き気
・嘔吐
・頭痛
・高熱
・意識がもうろうとする
・けいれん
など
【予防】
熱中症を防ぐためには、こまめな水分補給が大切です。水だけでなく、汗で失われる塩分も適度に補うことが必要です。ただし、塩分のとりすぎは腎臓の機能が低下し、高血圧症などの原因にもなりますので、注意が必要です。暑い日でも、栄養バランスのとれた食事をきちんととることが大切です。スポーツドリンクや経口補水液は、水分と塩分の補給が効率よく行えます。ただし、糖分が多く含まれているため、飲みすぎると、ペットボトル症候群(糖尿病)になる可能性があり、注意が必要です。糖分が気になる方は、水1リットルに塩を1~2gほど加えた自家製のドリンクを飲むことで熱中症の対策になります。
【対処・治療】
軽い症状の場合は、風通しのよい日陰や冷房の効いた室内など、涼しい場所に移動し、水分を補給します。大量に汗をかいている場合は、塩分も同時に補えるスポーツドリンクや経口補水液の摂取が効果的です。
また、衣類をゆるめて体を冷やすことも大切です。わきの下、首、足の付け根など、太い血管があるところを氷などで冷やしたり、冷たい濡れタオルで体をふいたり、うちわや扇風機で風を送ることも有効です。
ただし次のような症状がある場合は、すぐに医療機関を救急受診してください。
・嘔吐している
・水分がとれない
・高熱が続いている
・自力で歩けない
・意識がもうろうとしている
・けいれんがある
など
特に高齢者や乳幼児は熱中症になりやすいため、注意が必要です。
